ボトックス治療外来
- 最近顔の半分がピクピクけいれんする
- 眉間が激しくけいれんして眩しい・・・
などの症状でお困りの方はおられないでしょうか?
顔面けいれん症は何らかの原因で顔面が不随意運動(自分の意志とは関係なく勝手に顔の筋肉がけいれんする)を起こす病気です。原因には顔面神経に対する脳血管の圧迫、脳腫瘍、炎症、体質など様々な原因があります。
当院ではまず頭部MRI 検査にて原因を調べ、血管の圧迫や腫瘍などの異常が発見された場合は脳神経外科にご紹介します。外科治療が不要の場合、希望に応じてボツリヌス注射療法を行っております。顔面けいれん症は薬物治療ではあまり効果が無く、このボツリヌス注射療法が最も効果的といわれています。治療時間はおよそ10分程度で終わります。顔面けいれんでお悩みの方は当院を受診して下さい。
※美容領域(自由診療)のボトックス治療は行っておりません。ご注意下さい。
ボツリヌス(ボトックス)注射療法
当院では脳卒中後の片麻痺を原因とする麻痺側手足の「突っ張り」や「変形」などの後遺症をお持ちの患者様にたいするボツリヌス治療を行っております。神経麻痺で動かなくなり固まった手足の筋肉(痙縮という状態です)にたいしボツリヌス注射を行う事で固くなった筋肉やその周囲の関節を柔軟にし、治療後集中的なリハビリテーションを行います。片麻痺にたいするボツリヌス療法では以下の効果が証明されています。
- 麻痺側手足の運動能力の改善
- 歩行能力の改善
- 麻痺手足の疼痛の改善
- 関節可動域の増大による整容などの際の介護負担軽減など
この治療法は脳卒中などの後遺症で
麻痺のある方すべてが対象となります。
ただ、効果には個人差があり、麻痺が軽症の方では逆効果になることもありますので、治療適応についてはまず診察の上適応判断をさせて頂きます。治療効果についてはほどんどの方が、治療直後から実感できると思いますが、注射のみでは効果は少なく、その後数日間の麻痺側手足の自主的リハビリ訓練がより治療効果を上げるためには重要です。
痙縮治療の方については、提携病院で短期リハビリ治療入院が可能です。
ご希望の患者様は治療施行時にお申し出下さい。
ボトックスとは?
ボトックスとは、ボツリヌス菌という細菌が作り出すA 型ボツリヌス毒素を精製した製剤です。長年の研究の結果、この毒素を少量だけ抽出し、痙攣している筋肉に直接注射すると、その筋肉が緩み、痙攣が治まることがわかりました。
ボトックス注射の効果とは?
注射後2~5日で効果が 現れ、2~4週間で効果が最大になります。
3~4ヶ月で徐々に減弱していき、注射前の症状に戻ります。
ボトックス注射の副作用は?
副作用としては眼瞼下垂、注射部位腫脹、顔面筋力低下などがごく稀にありますが、これらは薬の効き過ぎで一時的におこるものであり、徐々に軽快していきます。当院では経験豊富なボツリヌス治療資格保持医が、患者様の症状に応じて容量を調節して治療を行うので大きな副作用の心配はほとんどありません。
CLINIC INFO
木曜日午後、日曜日、祝日
※土曜日午後は13:00~往診
高槻市 内科・神経内科 しみず内科クリニック
(内科全般・神経内科・脳卒中内科)
〒569-0817 大阪府高槻市桜ヶ丘北町6-16
- JR 京都線 「摂津富田」駅より徒歩3分
- 阪急京都線 「富田」駅より徒歩3分
- 駐車台数10台